秀吉会
経営者団体の会員企業における幹部・幹部候補生が集い、
広い視野と高い視座の獲得を狙った他社混合越境型合宿プログラム

【実施団体紹介】
設立:1996年
活動内容:秀吉会は1996年に創設された起業家団体で、その名の通り、起業家が自らの領域で天下一を目指すことをコンセプトにしています。2023年10月現在、33社の起業家が所属していて、お互いが切磋琢磨しながら勉強会や定例会を開催しています。
公式サイト:https://hideyoshikai.com/
【実施対象】
幹部および幹部候補生 10名
【実施概要/本企画の狙い】
秀吉会は経営者団体であるがゆえに、経営者同士がお互いを高めあう機会は毎月実施されているが、参画企業の多くが次の経営幹部を育成することが共通的に課題になっていることから、各社の幹部、幹部候補生を有志で集めて、広い視野と高い視座の獲得を狙った他社混合越境型合宿プログラムを開催することとなった。
詳細な狙いは下記5点としてプログラムを設計、実行した。
・プログラムを通じた広い視野と高い視座の獲得
・経営幹部としての意欲、モチベーションを喚起
・会社からの期待と自分自身のWillとCanの接続
・自社のジブンゴト化
・秀吉会他メンバーからの刺激
【当日のプログラムの流れ】
(DAY1)
・新大阪駅に集合~貸切バスで移動し、和歌山県有田市にあるみかんの生産から加工、販売まで自社で行っている、農業の6次産業に取り組む企業「早和果樹園」を訪問
・生産現場(1次産業)、加工現場(2次産業)、販売現場(3次産業)を視察


・社長から事業戦略と組織戦略のプレゼンテーション
→元々みかん農家の集まりだった組合が、自社ブランドを立ち上げてメーカーとなり、自社で販売まで手掛けるまでに至った事業ストーリー、事業成長の源泉となる社員の働き甲斐を生み出す組織戦略、地域活性への取り組みなどをお話しいただきました。


・現場社員2名を交えたトークセッション
→総務人事部長、EC事業課主任を交えて、ご自身のWill(やりたいこと)やCan(できること)と会社からのMust(求められていること)をどう重ねて働いているのかなどについてディスカッションをさせていただきました。


・高野山の宿坊にバス移動


・2グループに分かれてのワークショップ
→訪問先企業で学んだことの整理、自社の現状・課題のシェア、今後の打ち手の整理などのワークを実施。
・懇親会
(DAY2)
・自社の成長戦略策定ワーク
→中期的な時間軸で事業と組織両面の課題をどのように解決し、事業成長につなげていくかを整理
・自社の成長戦略プレゼン大会
→参加者全員でそれぞれのプレゼンテーションを採点し、上位を表彰。


・2日間の気づき・学びの整理と今後の自分自身のアクションプラン整理
・新大阪駅にバス移動~解散
【実施後の参加者の声】
・人生が変わるくらいの気づきを得た。今後のキャリアに対して明確な道が見えた。
・みなさま違った視点を持っておられ、同じことを体験してもそれぞれ違った視点で学びを深めることができました。自分自身の言葉で会社のありたい姿を語る機会が少なかったので、すごく大切な機会となりました。
・ワークを通じて会社全体を理解し、課題を抽出する際の自分の解像度の低さ、体系的な理解の弱さが把握できた。他社のベンチャーの方々と接することで意欲的な人がどのように考え、行動しているかを見ることができた。
・日常の業務と自社のメンバーから離れ、いろいろな刺激の中で仕事を見つめなおす機会となった。行程的にも実際にうまくいっている事例を見た後に自分たちを振り返り、それを発表しあうという流れが非常に良かった。
・早和果樹園さんでのプログラムにおいて実際にうまくいっている事例を現場の方を交えて生の声を聞けたことで自身の身の回りのメンバーにおいてもこのような人が増えたらいいなという目標ができた。また、現在同じようなポジションで頑張っているメンバーと触れ合うことでより頑張らねばという気が起きた。
・常に広い視野と高い視座を持ち続け目の前のことに必死になることが重要だと気づいた。抽象度をさらに2段階ほど上げる必要性を感じた。
・自分ゴト化をすることが仕事への意欲を高め、解像度をクリアにするということがプレゼンテーションを通じて把握できた。