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チームで成果を出せる人と出せない人【元リクルート役員が伝授!】

  • yoshihisa togashi
  • 6月22日
  • 読了時間: 10分

更新日:6月28日

マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。


弊社の組織人事に関わる課題解決サービスについては、こちらより

【この記事(チームで成果を出せる人と出せない人)で書かれていること】


デキる管理職はここが違う!

(ヒガキ)はい、よろしくお願いします。


(トミー)よろしくお願いします。


(ヒガキ)先日同級生と会いまして、こういうYouTubeやってるっていうことを言ったら、相談を軽くされたんですけれども、成果が出ないんだと。で、なんで成果出ないのって、色々ヒアリングしていると、スキルとかすごい十分にあって、これで本当に成果出ないのっていうのはすごい疑問だったんですよ。


(トミー)うん。


(ヒガキ)成果出る人と出ない人の違いみたいなのって、どこで出てくるのかなっていうのをちょっと、今日。


(トミー)ちなみにその成果っていうのは、どういうことを言ってます?どういう成果が出ないってことなんですか?営業マンで営業の数字が上がらないとかいう成果っていう話と。


(ヒガキ)はい。


(トミー)何か組織で決めた目標に対して、それがなかなか達成できないとか。成果っていうのはどういうことを言ってますか?


(ヒガキ)そうですね。組織目標に上手く出すことが出来ない。自分個人とかでは、何とか頑張って達成は出来るけど、周りに影響を与えたりとかして、組織の目標を達成することは出来ないっていう風に言ってました。

(トミー)要は周りからの協力が得られないっていうことなんじゃないですか、それは。


(ヒガキ)なるほど。確かにそうですね。上手く回ってないというか、そういう感じの話をしてました。


(トミー)例えば、ヒガキが自分のそのミッション、グループで与えられてるミッションに対して、自分が個人で動くことと、それを人に、メンバーにシェアをしてやってもらう。それで成果を上げるっていうようなこと。2つ分けたとすると、自分で頑張れば出来るものは自分でやれば良いんだけど、当然自分一人では出来ないから、周りのメンバーにお願いしてやってもらうっていう話になるんだけど、それが出来ないって言ってますか?


(ヒガキ)そうですね。話の中で、協力してもらえないみたいな感じのことは言っていたので。


(トミー)分かりやすい例で行くと、プロジェクトマネージメント。


(ヒガキ)はい。


(トミー)うん。何かの一つのプロジェクトを任されて、それで最終的にプロジェクトのゴールを達成させると。例えば新しく外国人向けの、インバウンド向けのね。


(ヒガキ)はい。


(トミー)旅行のサイトを作りましょうと言った時に、ヒガキに、じゃあプロジェクトリーダーを任せますと。3月末までに、サイトをちゃんと立ち上げてくださいというお願いをしていたんだけど、結局3月末になっても、サイトは立ち上がることが出来ません。


(ヒガキ)はい。

(トミー)っていうのは、これ成果が上がらないっていうことだよね。


(ヒガキ)はい。


(トミー)でもその時って、サイトは自分一人で作るもんじゃなくて、当然その企画をする人たちが作れるものを作らなきゃいけないし、ユーザーが使いやすいサイトにしていかなきゃいけないから、そこに対してのヒアリングっていうのを、どういう風に段取りしてやっていくのかとか、協力会社の人も巻き込んでやっていくっていう、そういう話だよね。


(ヒガキ)はい。


(トミー)ということなんで、結局はプロジェクトをまとめてくっていうのは、いろんな人々、携わる人を一つのチームとして、それをゴールに向かって、みんなで一緒にそっちに進んでいくっていう、そういうことが出来ないって話でしょ?

(トミー)何が優秀なのかってことと、何が上手くいってないのかっていう、そういう話をしっかりと聞いた上で、アドバイスをしてあげるっていう、そういう話なんじゃないですか。


(ヒガキ)うん、うん。確かに、色々話をしてる中で、スキルとか、そういったところ⋯


(トミー)ヒガキが言ってるスキルっていうのは、何のスキルのことなんだろう?


(ヒガキ)例えば、サイト作るとかであったら、サイトを作るコーディング、プログラムが出来るとか、そういう手配が出来るとか、そういったところの技術的な話っていうんですかね。っていったところに関しては彼も、すごくこういうこと出来て、こういうこと出来てって言ってたんですけど、言葉の端々に、協力してもらえないとか、アドバイスもらえないとか、受け身で相手にコミュニケーションを取りに行ってる感じは感じなかったので。


(トミー)うん。


チームで成果を出すには、人を巻き込んで動かす力を身につける


(ヒガキ)確かにその「巻き込む力」っていうのは、すごく弱かったのかなっていうのは、今思い返して思いました。

(トミー)巻き込む力、リクルートで言うと、「動かす力っていう言い方をしてましたけども、自分一人で何かをやれるっていうのには、限界があるわけで、当然全てのことに対しての専門性があるわけではないので、残念ながら。


総論としての幅広い知識があったとしても、それを自分でやろうとすると、各論でスキルがないと出来ない。じゃあ、全てのスキル持ってる人なんていうのは、やっぱりいないわけだから、それぞれ専門的な人を巻き込んで、みんながその最終的なゴール、サイトを完成させるっていうところに向かって、進んでいかなきゃいけないっていう話ですよね。


なので、例えばその理屈とか理論だけ分かっていても、周りの人たちがそれに対して、賛同して動いてくれなければ、結果は出ないっていう、そういう話だと思うんですよね。


それがメンバー、部下だったりすることだけではなくて、今言ったように、外部のブレインさんかもしれないし、同僚かもしれないし、他の部署の上司の人かもしれないし、そういう人の協力を得ながら、進めていく、そういう調整して動かしていく能力っていうのがないと、これがちっちゃなサイトを作るぐらいだったら良いんですけど、関係者が20人、30人、100人みたいな、だんだん大きなプロジェクトになってくると、そういうような調整をしたりとか、人とのやり取りを、いろんなセクションのそれぞれの今置かれてる状況とかね。その人が抱えている組織の問題みたいなものがあって、分かるけど、こっちには協力できないとかっていうのを、そこをなんとかっていうような部分も必要になってくるんで、その人が置かれてる状況、人の理解だったり、その組織がどんな状況なのかっていう理解をするとか、そういう力っていうのは必要になってくるですよ。

(ヒガキ)巻き込みをるために、自分のチームだとしたら、例えば賭けるとか。


(トミー)人に対してどこに期待をするのかっていう。


(ヒガキ)そうです。はい。任せる上で賭けどころ見極めて賭けるみたいなところが、自分のチームだったら、そういう風に思うのかもしれないですけど、彼は別のチーム、さっきの協力会社とか、いろんな部署とかっていう風に考えた時に、そこに対する労力っていうのがすごくかかってしまう。自分も慣れてないしっていうところで、怯えてた部分もあったのかなっていうのをちょっと感じました。

(トミー)怯えてたかどうかっていうのはアレですけど、気を遣うって言葉は、僕はあんまり好きじゃないんですけど、心を配るというかね。その人たちがどんな状況になってるのかとか、その組織がどういう状態になっていてというところの理解がないと、自分がやりたいこと、自分たちが進めたいことだけを見て、それで前に進もうとすると、君はそういうこと言うかもしれないけど、俺たちはこうなんだよみたいなハレーションが起きてくるっていうことなんですよね。そこの協力が得られないと、物事は進まないっていう、そういうことですよね。


人を巻き込んで動かす力はどのように身に着けられるか?


そういう力っていうのは、いつどういう風に鍛えられるのかっていうのもあると思うんですけどね。僕が学生の頃に、野球部とサッカー部、僕は野球部でしたけど、練習をしているわけですよね。真ん中にネットを張って、普段練習してるんですけど、サッカー部も全面使えないし、野球部も全面使えないっていう中で、今までずっと半々で練習やってたわけですよ。これじゃあ、なかなか上手く連携の練習とかもね、出来ないから、サッカー部のキャプテンに話をしに行って、月火水は君たちね、木金土は僕らねみたいな感じで、土曜日は練習時間長いから、隔週。この月火水と木金土っていうのを入れ替えてみたいな、全面を使う練習の時間っていうのを取りませんかと。

(トミー)例えば1日2時間だったら、2時間のうち、90分をその全面使える。30分は半分ずつやるみたいなキャプテンなってから、話し合いをして、やるようになったら、やっぱり練習のクオリティが上がるわけですよ。相手の状況ももちろん、サッカー部の状況とかね。キャプテンがどういうような人で、部に対してどんな影響を持っているのかとかね、いうことも考えながら、こう提案をしていく。


監督、部長の先生と、もちろん話をしてもらって、顧問の先生に言ってもらうっていうのも、もちろんあるんだけど、僕ら同士てそれでやりたいっていうコンセンサスを取って、先生にも認めてもらうっていう感じでやっていくと、そういうことを考えて実行した経験みたいなものから、やっぱり自分たちだけで、これを進めようと思っても、進まないわけじゃないですか

(トミー)だから周囲の協力を得ながら、上手く自分たちがやりたいことを実現していく。こういうような力が必要なんだっていう風に思いますよ。だからどんなにスキルがあったとしても、個人の1人が持ってるスキルなんていうもんは、たかが知れてるわけで、周囲の協力っていうのを仰ぎながら、自分の力が1としたら、これを10、100にしていく。


周りの力を借りながら進められていく人が、大きな仕事をやっぱり成し遂げていくことが出来るっていう、こういう話になるんだと思いますよ。


人の力を借りるには「観察する力」と「感情に訴えかける力」も必要


そのために必要なことっていうのは、やっぱり人を「見る力」だったり、その人は何考えてんのかとか、どんなことに困ってんのかとか、相手の協力を仰ぐような組織は、どういうような状態になっているのかっていうようなことを、しっかりと「観察をする力」っていうのも必要になってくると。

(トミー)ただ最終的には、あなたが言ってることは正しいし、解るんだけど、君が言うからやりたくないっていうね、そういう人にならないってことでしょう、最終的に。


(ヒガキ)確かにそうですね。逆もまた然りですよね。ちょっと、違和感あるけど、君が言うからやるわっていう協力も得られるっていうことですね。


(トミー)ということなんですよ。最後はそういうところになるんだけど、その前の段階としては、やっぱり相手を理解しながら、相手の協力を得て、ことにあたるってことが大事。ただその時も、感情に訴えてね、「なんとかそれを協力してくれよ」だけではなくて、もちろん論理的にね、筋道立って、理論整然としたロジックがあった上で、さらにそこになんとか一緒にやろうよとか、協力してくださいっていうようなものが加わると、それはついてきてくれる人、協力してくれる人ってのがいっぱい増えていくんだと思いますよ。

(ヒガキ)はい。まずは友達に相手の目線、立場を考えてみようと、アドバイスしてみたいと思います。


(トミー)はい。


(ヒガキ)はい、チームで成果を出せる人と出せない人の話でしたが、本日もありがとうございました。


(トミー)ありがとうございました。



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●人材育成・組織課題の解決支援を行う株式会社エクスペリエンサーは元リクルート役員冨塚と、同じくリクルート出身の富樫とで共同創業をした会社です。

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