進捗報告しない、頼まれた仕事しない!非協力的な年上同僚の対策【元リクルート役員トミーが回答!】
- yoshihisa togashi
- 11月22日
- 読了時間: 9分

マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。
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非協力的な年上同僚の対策

(ヒガキ)はい、よろしくお願いします。
(トミー、ハラダ)はい、よろしくお願いします。
(ヒガキ)本日はですね、ゴールド会員様から質問いただいてまして、そちらをお話いただければと思います。中途入社の非協力的な年上同僚の対策、仕事の進め方について、ちょっとご意見いただきたいとのことです。
チームの構成がですね、役員と部長さんと、そのご自身と中途入社の年上の同僚さん、合計7人のチームで運営しているそうです。で、中途入社の年上の同僚の方が最年長で、業務自体の分担というのは明確に分かれてはいないんで、緩やかに「今こんな進捗です」みたいなタスクを共有してるらしいんですけど、そういった共有の場から、その方だけちょっと離れていって、なかなかちゃんと共有してくれなかったり、そういった状況が生まれてますと。で、その方自体はですね、物事をネガティブに捉える傾向があって、意見交換したりとか、業務の依頼が来た場合にですね、ちょっとすぐに自分がダメ出しされてるような感じで、「それやる必要あります?」みたいな、そんな対応されるということで困っていますと。

(ヒガキ)その年上の方ですね、コミュニケーション的な部分があまり得意でないっていうようなところを感じられるようでして、部長以外のメンバーとの仲も全然良くないということです。そういうこともあってですね、Aさんは直接役員さんとやり取りをされちゃうことがあって、そこの情報共有も他のメンバーにしないので、何かよく分からないみたいな状態になって、さらに孤立を深めているというような、このような状況の中で、いち同僚としてどういう風なアプローチをAさんにしていけばいいのかっていったところを、お聞かせいただければと思いますとのことです。
(ハラダ)何の仕事してる人なんでしょうね?チームで仕事してるのか、個人で仕事してるのか、よく分からないんですけど、自分の今までのメンバーの中には、こういうタイプの人はいました。僕はスタッフ系の仕事をずっとやっているので、例えば総務・経理・法務とか、企画とか、そういうのをずっとやってきましたけど、結構年齢が上の方で中途採用された方とかの中で、いたことはありますね。同じようなことはあります。で、メンバーだったので、僕自身が上だった。結局僕が間に入るっていうのをずっとやってました。

(ハラダ)この(質問者の)文章だけじゃなくて、自分が体験したことでも言うと、中途半端にものを渡されるのが嫌とかっていうのは、基本的にはマイナスなことがしたくない。自分はきちんとやってるんだからっていう考えの方が多くてですね、それによって自分の評価が下がるのは嫌だ。だったらちゃんと渡してくださいっていうタイプの人は結構やっぱいてですね。で、中途半端にものが来るとすぐにも返しっていうタイプの方とかいましたね。
で、僕の場合はメンバーからすごく「何とかしてくれ!」っていうのをすごく言われてきたんで、もうそれはもうですね、本人と話すしかないっていう。例えばそれで話した時に、「いや、いや、あいつのせいで俺の成績を落とされるのは嫌だ」って言われたことがあって、「そんなものが来て、中途半端に作って渡して、で、それが俺のせいだって言われたらたまったもんじゃないよね」、そういうケースとかがあったんですけど、評価って別にそれだけじゃないので、ホスピタリティもあれば、いろいろあるのでっていうのをずっと話し続けて、少しずつ変えていただいたっていう経験があります。結構年齢が全然僕より上の方。
(トミー)この話で言うと、役員・部長・メンバーっていう中でしょ?この人が一番年上でって手紙には書いてあったわけですけれど、部長さんも困ってるってことですよね。
(ハラダ)多分そうですね。
(トミー)っていう風に書いてありますから。だから、その方もみんなとのやり取りがうまくいってないっていうのは当然自分でも分かってるから、役員と直にやってるってことでしょ。
(ハラダ)あー。
(トミー)なんで、並列なんですよね、この相談者と。
(ヒガキ)はい、そうです。

(トミー)で、部長さんもなんか困ってるっぽいっていう感じなので、この相談者としては、何が困ってるんだって話ですよね。
(ハラダ)そうですよね。そうなんですよね。
(トミー)で、すぐ何でもネガティブに捉えられて、自分たちがやってる仕事スムーズにうまく回らないとか、何か発言するとネガティブに受け止められちゃうんで、「そんなこと言ってないじゃないですか!」って嫌な気持ちになりながら、仕事をしていること自体がもう不健全だっていう。多分そういうような感じのような気がするんですよね。で、一番手っ取り早いのは、その役員が何でそのまま放置してんだって話ですよ。
(ハラダ)結局そこですよね。
上司に対応策を相談する

(トミー)何だかしらの考えなり、思いがあるでしょうから、この相談者の方が役員と直接コミュニケーションを取れるのか、もしくは部長を介して、どうしてですかというようなコミュニケーションを取るってことなんじゃないですかね。
(ハラダ)そうですよね~結局やっぱりそれを放置しているのも、上の責任というか、ちゃんとやっぱり管理している人が、そこを取り持っていかないと、どうにもなんないなと自分自身も思ったことがあるので⋯
(トミー)ただまあこの手の話ってやっぱりね、いろんなケースで話しますけど、持ってる情報量が違うと、全然対応が変わってくるんで、「いや、実はこのAさんっていう人は、こういう人だからこうなってるんで⋯」
(ハラダ)なるほど、なるほど。
(トミー)っていうのを、役員しか知らない何かがあったりとかね。この(質問者からの)書面で分かんないようなことっていうのもいっぱいあるから、なんとも言いようがないんですけど、一番良くないのはそのままにしとくってことですよね。
(ハラダ)そうですよね。うん。
(トミー)だから、どうするんですかっていうことを、ちゃんとみんなで議論した方がいいんじゃないですかね。
(ハラダ)それは多分それしかないな⋯どうですか、ヒガキさん?

(ヒガキ)僕は経験ないんですけど、あと今ちょっと思ったのは、相談者の方が具体的に感じている、トミーさんがおっしゃってた課題とか、問題点っていうのが、本当にそれが問題なのかとか、整理をしたり、あるいは、同僚と一回すり合わせとかをした方がいいんじゃないかなと思っていて、思い込んで、その方がこういう風な状態だから、何とかしなきゃいけないとか、アバウトなその焦りみたいなのが、自分のメンタルをイライラさせたりするっていうのは、なんか一番イケてないなっていう風に感じたので、そこら辺の確認もすごく重要なんじゃないかなという風に思いました。
(ハラダ)まあでもやっぱ言った通り、きちんとみんなで話し合ってやってくしかないですね。特にやっぱり上の部長さんとか、役員っていうのにちゃんと話をして、多分部長さんは確実に理解しているので、どうするんですかっていうのをきちんと解いて、役職の立場にいるんだったら、やらなきゃいけないのですから⋯という風に僕は思います。
(ヒガキ)逆に言われる側だったわけじゃないですか?
(ハラダ)あー。
(ヒガキ)どういう風な言われ方をすると、分かりやすいとかあるんですか、その状況は?「こういう状況は何とかしてほしいです⋯」っていう依頼が多分たくさんきたと思うんですけど、そこからハラダさんがワンアクション動かすにあたって、どういう風な情報が⋯
(ハラダ)今度は、そちら側の人とずっと話すっていうのもあるし⋯
(ヒガキ)じゃあ単純に投げかけてくれればいい感じ?
(ハラダ)理由ちゃんと教えてもらって、どういうことがあって、どういうところで困っていってっていうとこまで、ここに書かれてない、何に困ってるのっていうその⋯

(ヒガキ)具体的な⋯
(ハラダ)そうです、そうです。例えば、こういうことでこう困っていて、仕事が進みません。
(トミー)そう、だから「スムーズに物事が進みません」って書いてある。
(ハラダ)って言うんだったら、それを聞いて、じゃあ何でなのって逆にこっちに聞いてっていうのをやっていくと、向こうも向こうで言い分があるの、必ず。それはそれで聞いてっていう。「でもね」っていう風に、やっていくしかなかったです。
(ヒガキ)なるほど。
(ハラダ)情報をちゃんと持ってないとそれで変わるよって話があったじゃないですか?その情報をどうやって得てたんですか?
(トミー)我々としてはこう思いますけれども、どうなんですかっていう風に言った時に、役員が初めてその時に、「いや、お前そう言うけどさ⋯」みたいな、そういう情報の格差があるってことを言っただけですよ。
(ハラダ)だからそういう風に、例えば本人にも聞かなきゃいけないし、例えば上と何かやっているのであれば、そこにも聞かなきゃいけないしっていうことをちゃんとやる中で理解するしかないんじゃない?
(ヒガキ)うん。なるほど、分かりました。

(トミー)そういうことなので、メールをくれた方は、やっぱその部長を含めたメンバーで会話をしてどうしていきますっていうことを、ちゃんと話し合いをするんじゃないですか?場合によっては、役員に対して、「直接やられてるけれども、現場はこういうことで困ってるんだけど、どうするのがいいですかね」っていう相談をするんだよね。いきなり、関わらないようにってことだけでは難しいと思いますよ。
(ハラダ)それは僕もそう思います!
(ヒガキ)本日もありがとうございました。
(トミー、ハラダ)はい、どうもありがとうございました。
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