デキる上司が部下に実践する3つの褒め方【元リクルート役員が解説!】
- yoshihisa togashi
- 7 日前
- 読了時間: 12分

マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。
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【この記事(デキる上司が部下に実践する3つの褒め方)で書かれていること】
デキる上司は無意識にやっている!”さりげなく”部下を褒める方法3選

(ヒガキ)はい、よろしくお願いします。
(トミー)はい、お願いします。
(ヒガキ)最近ちょっと褒めモードというか、褒めることをすごく意識してやってるんですけれども、ちょっとですね、自分で言うのもなんですけど、わざとらしいなっていう風に感じてまして、何かもう少しうまく、どういう風にといったところを意識して褒めると、本人にきちんと伝わるのかなっていうところを今日お伺いしたいな。
(トミー)わざとらしい?
(ヒガキ)はい。
(トミー)どの辺がわざとらしいんですか?
(ヒガキ)とにかく良いところを見つけたら、すぐ褒めようみたいな感じで、自分が今考えてるので⋯
(トミー)それはどうしてですか?
(ヒガキ)溜めてしまうと⋯
(トミー)溜めてしまうって、褒めるの溜めるってないでしょ、別に。
(ヒガキ)褒めることが苦手なので、少しでもそれを思ったら、すぐ行動しようっていう風に今思ってる。
(トミー)うーん、いやそうではなくて、何で褒めようと思ってんですか?
(ヒガキ)やってきたことを、ちゃんと認めてあげるよっていうような意思表示っていうところと、本人たちがそこに自信持ってもらいたいっていうところ、2つですね。

(トミー)褒めたいと思ってないのに、無理やり褒めようと思ってるから、不自然なんじゃないの?
(ヒガキ)何て言うんですかね⋯なんかすぐ褒めちゃうので⋯
(トミー)すぐ褒めちゃう。じゃあ良いじゃないですか。
(ヒガキ)いいですかね?なんかこう⋯
(トミー)すぐ褒めたら何で悪いんですか?
(ヒガキ)すっごいこう軽くなっちゃってる気がしてるっていうか⋯
(トミー)軽くなる。
(ヒガキ)はい。
(トミー)じゃあ逆にね⋯
(ヒガキ)はい。
(トミー)自分が褒められたら嬉しい。どういう風に褒められたら、嬉しいんですか?
(ヒガキ)僕はまあ、逆に頻度少ない方が嬉しいですよ。
(トミー)ほー。
(ヒガキ)はい。普段あまり褒めていただけない状況の中、やっと認めてもらえたっていう、そこが嬉しいかなと。
(トミー)なんか声が小さくなりましたけどね。最近「ヒガキさん声が小さいですね」という風にコメントに書かれてます。
(ヒガキ)自信がなくなると、小さくなるっていう。
(トミー)そういう人もいるってことでしょ。
(ヒガキ)そうなんですけど、そういう人いるの分かってるんですけど、本人の状態とかが把握しきれないのか、分かんないんですけど、すぐやっぱり褒めてしまうっていう。
(トミー)だからすぐ褒めることがなんか悪いことのように聞こえるんですけど。

(ヒガキ)本人に合った褒め方になってるのかとか、本当に褒めたいこと、「よくやったよ」ってことが、ちゃんと伝わってるのかが分からないっていう感じですかね、今の褒め方だと。
(トミー)基本的に、ヒガキがたまに褒められた方が嬉しいって言ってるから、しょっちゅう褒めること自体が本当に自分で褒めてる感が多分ないんだろうね。
(ヒガキ)うん。
(トミー)だからそう感じるんじゃないですか?褒めるっていうのは感情でしょ?すごく嬉しいなとか、良いことしてくれたなっていう風に思ってるから、褒めたいわけだよね。あともう1つは、自分がそう思ってなくても、それによって彼・彼女がモチベーションが上がるっていう風に思うから、褒めるっていう、この2つですよね。
(ヒガキ)はい。

(トミー)この2つをやれば良いんじゃないですかという風に思っていて、モチベーションを上げるために、褒めるのであるという風に思って褒める時に、上手く褒められないってことなのか。自分が素直にありがとうとか、「嬉しいな」、「頑張ってくれて本当嬉しいよ」みたいな時に、褒められないか、どっちなんですか?
(ヒガキ)モチベーションを上げる方ですね。よくやってくれたっていう褒めとモチベーションを上げるっていうところが両方一緒くたに、数でこなしちゃってる感じは、自分の中でしていて⋯
(トミー)数でこなす。褒めるをこなすっていう言葉を使ってる時点でなんかもう⋯
(ヒガキ)そうですね。
(トミー)心から思ってないように聞こえますけどね。
(ヒガキ)思ってるんですけど、本当にちょっとしたことで、すぐ出ちゃうので、嘘くさく聞こえてたら、嫌だなっていう。
(トミー)それはだから嘘くさいんですよ。
(ヒガキ)へへへ、はい。
(トミー)今、今の笑い、引きつってる笑いみたいな感じの褒めですか?顔が引きつりながら褒めてるから嘘くさいっていう風に聞こえちゃいますけどね。
(ヒガキ)そうですね。条件反射じゃないですけど、ちょっとでも良いとこ見つけられたらすぐ言っちゃうっていう。
(トミー)だからそれが何で悪いのかっていう。良いじゃないですか、それで。

(ヒガキ)良いんですかね?「よし、やるぞ!!」っていうモチベーションに本当に繋がってるのか分からないですね。
(トミー)でもそれは、パッと口から出るってことは、さっき言った気持ち的にありがとうとか、嬉しいとか、良かったなっていうのが、口に出てるから、良いんじゃないんですか?何が悩みなのか、よく分かんないですけどね、嘘くさく感じるっていうのは、それはヒガキはほんとここぞという時に、しっかりと褒められたら嬉しいから⋯
(ヒガキ)はい。
(トミー)軽く褒められること自体になんか嬉しさを感じない。ややもすると、なんか俺のことをモチベーションしようと思って、心にもないこと言ってんじゃないかっていう風に相手に思うから、そうなんじゃないの?
(ヒガキ)確かにそうですね。はい。自分がそういうタイプだからかもしれないです。
褒めることが苦手な方の心理

(トミー)でもそれも、心から思って、別に言ってることであれば、相手には伝わるんじゃないの?褒めるのが難しいっていう人は、よく聞きますけど、僕もそうなんですけどね。何で褒めるのが難しいかっていうと、私の場合ですよ、自分がそこまで本当にすごいなとか思ってないのに、相手は褒めることを要望しているってことが分かるので、褒めてあげなきゃいけないから、これは役割意識とか、モチベーションを上げるために、褒めようと思うと、心がこもってない褒め方になるから、褒めるのが難しいっていう風に私は昔思ってました。
でも、みんながみんな自分の基準じゃないんだっていうことを感じ取るし、トミーさんは褒めないですよねみたいなことを、何回も言われてると、じゃあもう少し、自分が褒められたら嬉しいっていうレベルではなくて、レイヤーを下げてね、まあこれぐらいでも褒めようか。っていうような感じになってきて、言葉に出すようになって、相手が喜んでる姿を見ると、これぐらいでも言うと喜んでくれると。喜んでる姿を見るのは嬉しいから、じゃあそれぐらいでも良いから、褒めてあげようかみたいな、今上からかなり言ってますけど、そういうような気持ちだったりとか。

(トミー)結婚して子供が出来てっていうことも、あるかもしれないですけども、特に結婚してですね、結婚した後に家族、奥さんと一緒にいる時に、やっぱりちょっとしたことでも、ありがとうとか、感謝の意を示すとかね。嬉しい時に嬉しいよっていうことを、素直に言うと喜ぶし、それがないと、夫婦間が関係がよろしくなくなってくるっていうのがあるから、ちょっとしたことでも口に出して言おうというような感じになってから、関係性が良くなっていくっていうのを人に話したら、真似をしたらずいぶん良くなりましたみたいな話も聞くんで、ちょっとしたことでも言うってことを、心がけるようになったら、関係性が変わってきたっていう、そういうことですけどね。だからまだそこまでいってないんじゃないの?なんかちょっと嘘くさいレベルで終わってるっていうかね。
(ヒガキ)そうですね。あと、今お話聞いてて思ったのが、もう1つは、今たくさん褒めてしまうと、言い方悪いですけど、そこで満足してしまうんではないかっていうような不安もあるのかなって。
(トミー)あー、それはそうですね。
(ヒガキ)はい。なんかその塩梅がこう⋯
(トミー)だから、それは自分がそういうタイプだからですよ。
(ヒガキ)うん。
(トミー)ちょっと褒められると、なんかもうそれで満足しちゃうっていう、タイプなんじゃないですか?

(ヒガキ)あまり褒められることが少ないので⋯
(トミー)あーー、なんかちょっと、グサッときましたね。
(ヒガキ)あっちの上司のハラダさんにも…
タイムリーに、具体的に、プロセスも含めて心から褒める
(トミー)褒めるのが苦手な人は、意識をしてった方が良いことっていうのは、僕は自分の経験から言うと、いくつかあって、1つはでもヒガキが言ってたことで、良いなと思ったことは、すぐに口に出すってこと。それが良くないんじゃないかって言ってましたけども、僕は真逆のことで、タイムリーに褒めるってことが重要だと思いますよ、1つ目は。
(ヒガキ)はい。

(トミー)で、2つ目は総論で褒められても、「なんか最近ちょっと良いね」とか言われても、何がどう良いんだかよく分からない。なんかこの人適当なこと言ってんじゃないかみたいに思われるから、褒める時は具体的に褒めるってことでしょうね。この間のYouTubeの結果はこれぐらい出てて、やっぱりああいうような編集の仕方をしてくれると、すごく分かりやすいし、だから評価にも繋がってんじゃないの。良いねみたいな。具体性がないとですね、「頑張ったね〜」ではダメで、何をどう頑張ったから、良かったっていうね、そういう具体性が必要だって話でしょうね。あとは具体性言う時に、数字とかが入ってると、論理的思考性の強い人には、数字みたいなものが入ると、より伝わるんだけれども。

(トミー)結果だけ褒められても、じゃあ結果が良くなかったら、ダメだったのかと。もちろん結果が良いってことは大事だけども、頑張ったけども、結果に結びつかなかった。でもものすごくそのプロセスで努力しているところが見て取れた時に、結果が出なかった時でも、結果が出なかったのは残念だけど、こういうようなプロセスを踏んで、そこをすごく一生懸命やってたよねと。そういうプロセスを認めてくれる、褒めてくれるっていうのは、結果が出なかった時にはより、ちゃんと見てくれてるんだなっていうですね、そういう思いで、次頑張ろうっていう風に思ってくれる。結果が出ない時でも、良いところはなかったのかっていうところを見て、そこを褒めるっていう感じでしょうね。
褒める場所も考慮する
ここまでその3つのポイントというのは、まあ一般的に、私がよく意識をするケースで、最後4つ目のポイントっていうのは、ケースバイケースなんですけども、どういう場所で褒めるかってことですね。これは公衆の面前で、他のメンバーがいるところで褒めるのか、ちょっと部屋に呼んで、会議室に呼んで、2人だけの時に褒めるのかっていう。これは相手とか、周りの人がどう思うのかとかね。みんなの前で褒めるっていうことは、みんな聞いてるわけですから、それぐらいじゃないとダメなのねとか、そんなことでも褒めちゃうんだとかね。
特にヒガキさんみたいなメンバーがいる前で褒める時は、「ふ〜ん、それぐらいで褒めるのね、この人」みたいな感じで思われることがあるっていうですね。ことだったりとか、これはみんなにとっても、こういう風にやってると褒められるのねっていう、褒める基準を伝えることにもなるんで、そのあたりを意識するとか。

(トミー)人前で褒められるのが嫌な人もいますからね。
(ヒガキ)うん、うん、うん。
(トミー)そういう人にみんなの前で褒めると、「いやいや、もうそんな、止めてください」みたいな、褒めてることがマイナスになってしまう。っていう人も中にはいるんで、そういう人は呼ぶと。
(ヒガキ)うん。
(トミー)男性女性で分けるっていうのもなんですけど、女性はあの人なんか褒められて、なんかトミーさんから気に入られててなんかみたいになるのが嫌だから、みんなの前で褒めんの止めてくださいとかね。そういう人もいたりするんで、ちゃんとその辺を見て褒めるということが大事かなという風に思います。
(ヒガキ)はい。ありがとうございます。
(トミー)じゃあ私が言った3つを、もう一度言ってみてください。
(ヒガキ)4つですよね。
(トミー)4つは最後です。
(ヒガキ)分かりました。まず、タイムリーに。
(トミー)はい。
(ヒガキ)はい。っていうことと、褒める時は具体的に。
(トミー)はい。
(ヒガキ)結果だけじゃなくて、プロセスも褒める。
(トミー)はい。
(ヒガキ)で、最後が場所ですね。
(トミー)はい。
(ヒガキ)褒める場所をちゃんと考えて褒めましょう。
(トミー)はい。ちゃんと覚えてましたね。はい。
(ヒガキ)はい。今日から意識して、褒めていければと。

(トミー)褒めることが別に悪いっていうことではないですからね、心がこもってるかどうかの方がもっと重要ですね。
(ヒガキ)そうですね。心の部分じゃなくて、テクニカルな方に頭が行ってしまった時期だったのかなと思いました。はい!デキる上司が部下に実践する3つの褒め方でしたが、本日もありがとうございました!
(トミー)ありがとうございました。
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