部下の正しい叱り方【元リクルート役員が伝授!】
- 2月21日
- 読了時間: 11分

マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。
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【この記事(部下の正しい叱り方)で書かれていること】
部下のうまい叱り方3選+α

(ヒガキ)はい、よろしくお願いします。
(トミー)よろしくお願いします。
(ヒガキ)まあ、以前、叱ると怒るの違い、いろいろお伺いしたんですけれども、叱るは愛情ということで、愛情ということは理解できてるんですけれども、叱ってくとモチベーションがかなり低下してしまうことが多くて⋯
(トミー)誰のですか?
(ヒガキ)あっ、叱ったメンバーのです。
(トミー)相手の?
(ヒガキ)はい。なんかこう、愛情はあるんですけど、モチベーション下げてしまっていて、どういう風に叱ると、上手く伝わるのかっていう部下の正しい叱り方のところをちょっと今日お聞きしたくて。
(トミー)じゃあ、具体的に上手くいかなかったケースを喋ってみてもらっても良いですか?
(ヒガキ)あるメンバーが遅刻をしました。遅刻をしたことに関して、叱りました。遅刻の事実について叱った後に、期待をしているので⋯
(トミー)遅刻をしてきた事実を叱った後に、期待をしているのでって、何ですか?その期待をしているのでって。
(ヒガキ)君には期待をしてるから、そういうところを直してった方が良いっていうような叱り方をしたんですよ。
(トミー)でも多分その人繰り返してんでしょ?
(ヒガキ)そうですね。
(トミー)何でだと思います?

(ヒガキ)何ででしょうね。もったいないなっていうところも含めて、言ってるんですけれども⋯
(トミー)何がもったいないんですか?
(ヒガキ)例えば遅刻をするっていう風な人として見られてしまえば、本人がやりたいような大きな仕事とかが任されなくなったりとか⋯
(トミー)どうしてですか?
(ヒガキ)まあ、仕事上でもそういうルールやなんなりが守れなくなるのかなっていうような見られ方がするのかな。
(トミー)で、それを伝えてるんですか?
(ヒガキ)伝えてます。
(トミー)でも繰り返すんでしょ?
(ヒガキ)はい。
(トミー)なぜですか?
伝わらない叱り方の問題点
(ヒガキ)なぜですかね。本人にとってそこが重大じゃない。
(トミー)って思ってるからだよね。要は、叱り方の問題ということ。これは愛情があるとか、愛情がないとかではないですよね。伝わってないってことでしょ、要は。
(ヒガキ)はい。
(トミー)そういう問題なんじゃないですか?
(ヒガキ)確かにそうですね。強く言ってしまうと、凹んだりとか、体調悪くなったりするっていうところもあるので、怯えた感じで叱ってるのかもしれないですね、今ちょっと考えると。
愛情と感情:叱る際の「怒り」の役割

(トミー)うん。叱り方っていうのは、いくつか定石がまああるわけですよね。
(ヒガキ)はい。
(トミー)その定石は、叱るっていうのは愛情で、怒るっていうのは感情ですよという話を以前したと思うんですけども、ある時には怒ることも必要かもしれないですよね。っていうのは、相手にこれはダメなことであるということを認識させるためには、場合によって、感情を露わにして叱るということも必要かもしれない。子供なんか、そうでしょ?
(ヒガキ)確かにそうですね。
(トミー)子供を叱る時に怒ってる親、結構いますよね。あれは感情をコントロールできなくなって、怒ってる人はダメで、あえてすごく強いトーンで感情的に言うことで、子供にこれはダメなことなんだということを、認識させるために強く言うっていうことはあるかもしれないよね。
昨日ですね、私、子供を叱ったわけですね。友達同士で、彼が一言余計なことを言って、その息子の友達が泣いてしまったということがあって、何を言ってたかっていうのも、そばにいたんで聞こえたわけですよね。何で彼はこんなことを、余計な一言を言うんだろうっていう風に思ったわけですけど、何でそういうことを言うのかって言うと、「だって何とかなんだもん」って言うわけですよね。で、それはダメなことだよと。悲しくて泣いちゃってるよねと。それは今言ったことが、良いことなのか、悪いことなのか、どっちかって言うと、最初は、「僕はこう思ってんだから、思ったことを言っただけで、悪くない」なんだけれども、じゃあ、何で泣いてるのかと。自分がもし、そういうようなこと言われたら、嫌じゃないのか?みたいなやり取りをしていく中で、ようやくその言葉がどれだけ嫌なことかっていうことを、彼が嫌なことだと同じような話だよっていう基準まで、落としていって理解をさせるわけだよね。

(トミー)「悪い時はどうするの?」、「謝るだよね」。ここは出来るんで、謝ると。「でも許してくれない」と。「何でか?」、「何回もお前やってんだろう」みたいな話になるわけですよ。「何回もやってるって言われたらどうするんだ」と。「謝るしかないよね」、「いや、そうではないよね」。 「じゃあ具体的にどういう風に改善するんだということまでセットで言わないと伝わらないでしょ」って言うと、初めて、じゃあ今度からこう、こう、こうするから許してねって言って、ようやく許してもらうっていう。こういう話なわけですよ。子供の話ですよ。
(ヒガキ)はい。
(トミー)でも構造的には、これ同じだっていう風に僕は思ってまして、そこで何で遅刻するんだとかね、何でそんなひどいこと言うんだって、攻撃的に言っても、それは改善しないわけですよね。何が悪いのかっていうのが、自分自身のやられて嫌なことみたいなところに、例えをちゃんと置いてあげて、「あ、これは悪いことなんだ」とか、「言っちゃいけない言葉を、自分は言ってしまったんだ」っていう認識をさせなきゃいけない。
僕もね昔遅刻してましたよ。だから人のこと言えた義理じゃないんですけども、遅刻がなぜダメなのかっていうのは、分かってるけど、具体的にそこまで悪いっていう風に思ってないんでしょ?
(ヒガキ)はい。
(トミー)だったら、それを何らかしら体験させるってことをしない限り、これは続くかもしれない。と思ったら、「もう遅刻をしたから、あなたにこれは、もうお願いしませんとかね」いうような何らかしらとセットになんないと、やっぱダメだっていう話だと思いますよ。
部下を叱るための3つのポイント

(トミー)この間、褒める話もしましたけど、叱る時にはやっぱり、こっちも3+1かなっていう風に、僕は思ってるんですけど、3つ言ってみてください。
(ヒガキ)タイミング。
(トミー)はい。
(ヒガキ)具体的。
(トミー)はい。
(ヒガキ)結果だけじゃなく、プロセス?何だろう?
(トミー)ちなみに今日はですね、ハラダ君がストーリー作ってくれてましてですね、ヒガキ君ちゃんと見てますんでですね、答え知ってるはずなんですけど、もう1回3つ言ってみてください。見てますね、今ね。カンペ見てますね。
(ヒガキ)待ってください。やりづらいです。
(トミー)ということで、まず1つ目は「タイミング」という風に①が書いてあるわけですね。で、②が飛んでましたね。②主観を入れずに「事実」ですね。
(ヒガキ)はい。
(トミー)こういうような事実が良くないっていう。で、3つ目が「具体的な改善方法を一緒に考える」でしたね。いくつあってたんでしたっけ、今の?
(ヒガキ)1つですね。ちょっとなるべく見ないように。まあ良いや、良いです!はい、すいません!!
(トミー)っていうことで、「タイミングや場所」っていうやつですね。だからこれ褒める時と一緒ですね。どういうタイミングで、どういう場所で叱るのかっていうことですね。叱る時は、ちゃんと相手が記憶がある範囲内の速さで叱らないと、「何のこと言われてんだか、よく分かりません」、「そんな昔のことですか?」みたいになるんで、「そこまで引っ張ってたの?」みたいになるから、これはタイミングが早い方が良いっていう。ただ叱る場所は、みんなの前で叱った方が良い場合と、みんなの前では叱っちゃいけない人ってのがいるんで、ちゃんとその辺は考えましょうねと。

(トミー)2つ目は、事実が大事です。どんな事実がよろしくないか。だから、遅刻をしたという事実がダメなんだということですね。そこでまず頭ごなしに叱ってもダメだと。なぜ遅れたんですかと。電車が遅れたんですとかね。家出ようと思ったら、何かが起こってみたいなねっていうような何か言い訳したくなるようなこと、一応向こうからも聞くんだけど、それがあっても、電車は遅れる可能性がある乗り物であるっていうね。多少遅れても間に合う時間に、家出てきなさいよっていうような話だし、それを本人がちゃんと納得できるように、会話をするということですね。
で3つ目は、じゃあそれをどうやって改善するのかと。今言った電車が遅れるものである。だから早く出ましょうねって。じゃあ何分早く出れば良いんですかというようなことを、じゃあこれを実践、ちゃんとしましょうねって言って、解決策までちゃんと一緒に考えてあげて、じゃあそれをチャレンジしていきましょうっていう風に言うってことが必要ですと。
(ヒガキ)はい。
行動変容を促すための「納得」と「ムチ」
(トミー)遅刻をする人に対しては、本当にそれによって痛い目に遭わない限り、多分ね、そう思わないですよ。決めつけたような言い方をしますが、私もそうだったんで、体育会の時はですね、怖かったですね。遅刻すると、当時は鉄拳制裁みたいなことが、まだあった時代ですから、殴られてるよ、遅刻したやつみたいな。自分、殴られたくないから、絶対遅れるの止めようみたいな。アメとムチのムチの方ですね。で、上手くいったら褒められるっていうのはアメの方。じゃないですか。というようなこともあれば、本当に遅刻をするような人は信頼されなくなって、大きな仕事任せられないって言うんだったら、仕事もうしなくて良いと。君には任せられないからって言ったら、本当に仕事がなくなるみたいなね。ムチ系の話ですよ。

(トミー)アメとムチっていう言葉があるんですけども、根本的には「相手が納得する」ってことが大事なんで、納得がなければ動かないですよ。痛みっていうのは納得でも何でもないんで、そんな恐怖で縛ってても、人はポジティブには行動しないっていう話になりますから、その辺を考えて叱るということでしょうね。
(ヒガキ)はい。
(トミー)じゃあ、どうしますか?遅刻してる人。今もう答え、半分以上は言ってますけども、他に何かありますか?改善させる方法。
(ヒガキ)具体的な改善策を考えた後に、その改善策が出来てるかっていうのを、一緒にチェックしていくっていうのが、良いかなっていう風に思いました。
(トミー)具体的にどういう風に遅刻を防御するんですか?
(ヒガキ)遅刻の原因をまず解明します。
(トミー)うん。原因は何ですか?
(ヒガキ)朝起きれない。まあ、それは夜更かしをしてしまうっていうところですね。
(トミー)で、何で夜更かしするんですか?
(ヒガキ)仕事とかで大変なことがあると、ストレスが溜まるんで、YouTubeとか見て、ストレス解消をしてる。
(トミー)で、それをどうしろって言ってるんですか?YouTube見るな。ストレスは解消するなって言ってるんですか?

(ヒガキ)どうやったら早く寝ながら、ストレスを解消出来るかっていうところを、一緒に考えようって言いますかね。ちょっと、自信ないですけど。
(トミー)ということで、まあ、今の話はですね、プライベートにどこまで踏み込むのかっていう別の問題を抱えている部分があるわけですけれども、プライベートの方の話に行っちゃうんで、なかなか難しい話になりますけど、例えば仕事上でミスが出る。確認をしないで、すぐに出してくるんで、ミスが多いみたいなケースに、どうやってじゃあ、確認しようかみたいなことを、一緒になって考えるっていうのは、あると思うんですよね。
寝れないのをどうしましょうかっていう体調管理とか⋯
(ヒガキ)うん。
(トミー)生活のリズムを、こう変えるとかっていうのは、あまり僕は深く入ることは、止めた方が良いと思いますよ。逆に言うと専門家とか、まあ、YouTubeが好きやったら、そういうようなYouTube番組探して、「それは良くない。こうやって改善しよう」みたいなものを見つけて、「これを見たらどうだい?」っていう程度が良いと思いますけどね。

(ヒガキ)そこを意識して、はい!やっていきたいと思います。本日もありがとうございました!
(トミー)はい!ありがとうございました。
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