部下の信頼を失う言動が伴わない口だけ管理職【元リクルート役員が伝授!】
- yoshihisa togashi
- 3月30日
- 読了時間: 10分

マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。
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【この記事(部下の信頼を失う言動が伴わない口だけ管理職)で書かれていること】
言動が伴わない口だけ管理職

(ヒガキ)今日もこんな管理職は駄目だ!シリーズですね。アンケートで取ると、いつも上位に入るネタになっております。会社とかの問題とか、業務の問題とかビジョンが見えないとか、そういったことを組織を束ねるポジションである管理職のくせに口だけでいろいろ批判とかをしていて、実際の行動を起こしたりとか、その改革をするとかっていうことができていない、そういった部下の信頼を失う言動が伴わない口だけ管理職ていうのがちょっと嫌だよねという。
(ハラダ)でもよくある話ですよね。多分本人思ってなくてもみんなそれぞれの階層で全員あるんじゃないかなと思いますけど、いない?だって普通に今までも見てきてない?
(ヒガキ)そうですね、行動に移してるかどうかが見えないっていうところがあるので何とも言えないですね。僕の中では、この人本当に口だけなのかって。
(ハラダ)それは確かにそうだよね。確かに何か色々言ってるけど、動いてくれてくれてないっていうのは誰が判断するのか?っていうのがあるからね。

(ヒガキ)そうですね。ただ見え方として「何か口だけっぽいよね」っていう風に言われる人はいたので、そういう風な見え方にならない。
(ハラダ)でも、それが一番まずいよね。色々考えて、それでも動けるものと動けないものがあるじゃない。それ言ってるだけだっていう風に見えちゃうと、本当に言ってるだけの人と問題意識を持ってるし、動こうと思ってるんだけど、きちんとそれがまだ見えてない人みたいなのもいるってことでしょ。
(ヒガキ)そうですね、イメージは。
(ハラダ)後者の人たちもいるね。問題は前者か。言ってるだけ。
(ヒガキ)それもまた自覚っていうのがあるんですかね?ちょっとあんまり自分の中で認識はなくて。
(ハラダ)どうなんだろう、これって溜飲下げてるだけ?言って部下に。
(ヒガキ)どういう背景で言うんだろう?
(ハラダ)確かにいるっちゃいるんだよなこういう人って。
(トミー)逆に言うとそういうようなことを言わない人の方が、ほとんどいないんじゃない?
(ハラダ)ですよね。
(トミー)みんな多かれ少なかれ言ってると思います。
(ハラダ)そういう風に思ってる人たちも多分同じことを多分誰かにしてると思うぐらい、言ってると思いますよ、普通に。
問題意識を口にすること自体は悪くない。問題はどこで誰に言うか?
(トミー)多かれ少なかれ言ってるんだけど、僕の経験上9割ぐらいの人は何らかしら口にしてると思います。問題は①それをどんな場所で言ってんの?どんな場所で、誰に向かって言ってんですかっていう塊が一つね。

(トミー)それからそれに対して②自分なりの意見があんのかないのかていうなこと。3つ目は③本人目の前にして同じこと言えんのか言えないのかっていう。この3つのカテゴリーっちゅうかレイヤーというかね、そういう話だと思いますよ。言ってない人ってのは本当もうごくごく少数だと思う。
なんだかしらの時に言っちゃってたりするんだと思う。それは全てが悪いとは言わないです。やっぱそこに対して問題意識があるとかね、よく捉えれば。それが問題意識があって、プラスだっていう風になるのは、こういうことが問題なので、具体的にこういう風にした方がいいと思いますっていうことを、その担当してる人たちに対して言うことができますか?できませんか?これができてれば別に言ってても問題ないじゃないですか。それはだからどんな場で言ってるのかってことだよね。

(トミー)飲み会みたいな時だけに言ってる人と。
(ハラダ)あーそれは愚痴になっちゃうかも。
(トミー)会議の場で言ってんのかとか、全体の何か発表の場で言ってんのかっていうのも全然違うじゃないすか。
あと、言い方。もう批判じみた話。
(ハラダ)そうですね、建設的にどうするか?って話じゃなきゃいけないですからね。
問題に対して、自分なりの解決案を考えられているか?
(トミー)批判のことしかなくてどうすんですか?っていうと、それは上が考えることだみたいな感じになっちゃう人ね。どういう場面で言ってるんですか?ってことと、それに対して自分なりの意見ってのはあるのかないのか?もし、なくても、いやここは問題だと思うんで、いや僕は考えてるけどみんなはどう思うかみんな考えようよって言って問題提起をしてるっていう人も中にはいるかもしれないけど。
それは批判だけしている人よりはマシだよねっていう。具体的な建設的な意見がなければ何も言えないんです?かっていう話もあるから、問題提起はするけどまだ自分には回答がない。でも言うというそういうこともあるよね。じゃあそれを提案できるような人たちの前でこの間の飲み会で言ってた話は今ここで言ってくださいよっていう時に何それ?みたいに逃げないってことだよ。
(ハラダ)なるほどね。
(トミー)それがちゃんとできてれば別に誰からも口先だけって言わないわけでしょ。

(ハラダ)でも、それがなかなか難しいところがあるんだよね、こういう人が多いってことは。
(トミー)だからそこで言えば、批判だけしてるってことでしょ。
(ハラダ)なるほど確かにそうなんでしょうね。
(ヒガキ)そのイメージがめちゃくちゃピンときますね。飲み会とかでの批判と愚痴っていうんですかね。
(ハラダ)確かに飲み会の場所でそれだけ言ってるんだったら何の意味もないからね、ただの愚痴の言い合いみたいになっちゃうからね。その場所っていうのが一つですよね。
(ヒガキ)あとやっぱり本当にそれを本人の目の前に言えるのかっていうのやっぱ大きいですね。

(トミー)最初の話じゃないですけど、やっぱり行動してるかしてないかっていうのが客観的にも見えるのでただ単にいつもこういう飲み会で愚痴ってばっかだよねあの人っていうようなところとの差異はめちゃくちゃつく気がしますね。
部下からの疑問に言えないことがある場合、どう接するべきか?
(ハラダ)これそうですね、これでもそうか、確かにそうだよな。これでも例えば会社とか組織の課題っていうのは、上に行けば行くほど何か下が見えてないこととかもあるじゃないですか。そういうのが分かっていながら、何かメンバーとかからこれ駄目じゃないですかとかって言われたりとかして、それをすぐに改善できないからどういう風に言ったら、そうはいってもすぐ動けないことってあるじゃないですか。
すぐに動けないよとかって言われたところで、じゃあそれしょうがないじゃん今こういう状態なんだからみたいなとこ言った時っていうのは、部下にどういう説明をしてあげたらいいんでしょうか?

(トミー)そういう風に言う。
(ハラダ)あーやっぱそれしかないですよね。
(トミー)それすら言えないこともあるけど。
(ハラダ)そうですよね。そうそれすら言えないこともあるじゃないですか色々。その時に上の人ってどういう反応したらいいのかなっていうのはすごい悩む。
(トミー)それは2つだよね。1個は、なるほどねそうだねと。ただ僕らには分からない、それは持ってる情報の違いで分からないところもあるかもしれないねと、それはそれとなく聞いてみるよっていう言い方をして収めるとか。もう1つは自分の言える範囲の話をするっていうことだよね。

(トミー)それはこういう風に思うけど、でも動かないっていうのは別に何か他の要因があるのかもしれないねとそれは意見は意見として伝えるよっていうことしかやっぱり言わないんじゃないすか。
(ハラダ)そうですね。そういうケースはなんかよくあるんで、今言えないとかそういう今言われてもなぁみたいな話ない?それは俺はよくあったんだけど。
(トミー)いやだから部長の時にね、よくそのGMを集めて今回こういうような方針を例えば料率をじゃらんの時にね、8%だったものを10%になりますみたいな変更しようというような話だけれども、それは言えないよ、ある一定の期間が来るまで。
それに対して10%に何でしないんですか?みたいな議論が来る時に言えないよねっていうのはあるよね。それはなるほどそうかと、そういう風に言うのもよく分かるよと。それは折を見て話すよっていう風に10%になるのが見えてれば。
これもっと大変なのは逆のケースですよ。8%じゃなくて6%にしましょうよっていう、何言ってんだよ今度10%にしようって言ってるのにみたいな。10%でこれをどういう風にやりくりをするのかっていうのは、将来10%になるってことは分かってる中で発言していくのと、そりゃそうだよねやっぱ6%に下げてもらうように言うしかないよねなんて言った後で10%になったら自分が痛い目を見ますよねっていう。
(ハラダ)そうですよね。
(トミー)その辺はうまく立ち回ってくってことは当然必要だと思いますよ。

(トミー)ただ、納得してもらわなきゃいけないわけだから、何らかしら理由があるわけですよ。その理由が、企業都合でクライアントのことは何も考えてないじゃないとか、マーケットのことも何も考えてないじゃないっていうのが許せませんよそんなのっていう風に、あなた自身も思うんだったら、もう最終手段は意見が合わないんだから、辞めるなするなりっていうことしかないでしょ。
(ハラダ)そうですね。あとは今日これ見てて思いましたけど、まずあれだね、トミヅカさんが言った通り、どこの場で言うかとかすごい大切だというのと、本人にどう言うかって話。言えるのかっていうのがあるから、一番まずいのは、ただ単に悪口とか批判とかだけしてるやつ、部下とかの前で。言える人の前だけでしてる人っているから、そういうことは絶対にやっちゃいけないなっていうそれは完全に信頼をなくしちゃうし、言ってるだけじゃんみたいな。それはまず絶対にやっちゃいけないなってことが分かりましたね。
周りに迎合して一緒に批判をする管理職は信頼をされない
(ヒガキ)あと周りがそういうムードの時に迎合して批判を一緒にしちゃうっていうのも、先ほどのあの話じゃないすけど。
(トミー)それがハラダくんが昔よく言われてたパターンですね。本人は、いやそんなこと僕言ってませんよってハラダさんが言ってましたよ、そんなことやってませんよ。よくよく聞いてると、周りがそういうこと言ってる時に「あ~そうだねそうだね~」って言ってるからそういう風になるっていうね。
(ハラダ)それはやっぱそうですね。それは意思を通して言わないようにするしかないですね。
(ヒガキ)距離を置くとか。ちょっと改善案とどう考える?とかっていうファシリテートするとかですかね。

(ハラダ)どうしたらいいと思う?っていう風に聞いて一緒に考えるっていうのが一番いいのかもしれないね。
(ヒガキ)そうですね、そこすごい大事かなっていう風に思います。
(ハラダ)でもそれは大切だな、やっぱ「うんうん」とかじゃなくて、「どうしたらいいと思う?」っていう一言が言えるか言えないか。
(ヒガキ)というわけで本日もありがとうございました。
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