部下の信頼を失う3つのNGワード【元リクルート役員が伝授!】
- yoshihisa togashi
- 4月19日
- 読了時間: 10分

マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。
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【この記事(部下の信頼を失う3つのNGワード)で書かれていること】
あなたも使っているかも!?部下の信頼を失う3つのNGワード

(ヒガキ)今日はですね、あまりにも部下に嫌われたくなさすぎてですね、嫌われたら困るんで、NGワードみたいなの調べてきたんすよ。ちょっとそれについてお伺いしたいなと思います。3つ!
(トミー)3つ?
(ヒガキ)はい、部下の信頼を失う3つのNGワード調べてきました。
1つ目ですね。
①上が言ってるから、会社の方針だからといって物事を伝える

(トミー)っていう言葉が、NGワード?
(ヒガキ)そうですね。
(トミー)言ったことある?
(ヒガキ)昔はありますね。
(トミー)あるんだ(笑) 。上が言ってるからっていう、〇〇さんが言ってるからっていうね。う~~ん、どうかな?言ったことはあるかもしれないな。でも、その後に何ていうかっていう問題と、何を言って、その話になるのかっていう前後もすごく大切なような気がしますけどね。

(トミー)でも、会社の方針だからっていう言葉は言うことはあると思うよ。その言葉自体がNGワードってことではなくて、結局その自分に責任がないっていうようなことを、上が言ってるからとか、会社の方針だから従えみたいな、その人の考えっていうのが全くなかったりとか、責任転嫁をしてるっていうようなことを感じてしまっている相手が、そういうことが問題なんじゃないのこれ?
(ヒガキ)おっしゃってたと思うんですけど、ちゃんと自分が理解した上で、部下と伝えようということができてないっていう風に聞こえるってことですね。
(トミー)そうだと思うよ。例えば僕がリクルートを役員やってた時に、上司は峰岸さん、今は会長ですけど、当時は社長CEOですよね。って言うと、峰岸さんがそう言ってんだからさっていう風に言うことは確かにありました。なぜかっていうと、あ~まあしょうがないですねって下の人も言ってくれるからですよ。
それは分かるでしょ、そういう分かりやすいキャラ設定されてるっていうかね。峰岸さんっていう人が、我々の間でどういう風にキャラ設定されてるかっていう、そのキャラの共通認識がある中での、まあでも峰岸さんが言ってんだからさっていうのを僕も他の人が言ってるのを聞くと、そうだねまあしょうがないかみたいな、そういう半分は笑いみたいな感じで言う時はありましたっていう。
だからそれは何て言うかな、別に責任転嫁をしてるわけではなくて、結局何がどうあれ、もうそっちの方向に行くしかないっていうことがもう暗黙の了解のようにあるので、そこでああだこうだ議論してもしょうがないから、どうする?っていう方向で話をしに行った方がいいよねっていう共通認識になってるから、別に許されるっていう風には僕は思ってましたけど。

(ヒガキ)なるほど。そうなるとさっき一番最初におっしゃってた通り、責任転嫁っぽく感じる言葉として、上が言ってるから会社の方針だからっていう風に使っている、あるいはそういう風に捉えられてしまうような使い方をすると良くないよと。
(トミー)そりゃそうだろうね。いや、俺は反対なんだけどさとかいう言葉が更につくと、もうどうしようもないよねみたいな。
(ヒガキ)情けなさに塩を塗るみたいな。
(トミー)そうそうそう。ただ言ってる方としては、あんまりそこは意識なく言ってる人もいるんだと思うよ。
(ヒガキ)なるほど、ありがとうございます。
続いて2個目ですね。これ僕もちょっと言っちゃうかなと思ってるんですけど・・・・
②私は評価してるんだけどね

(トミー)っていうのは言われた方は、「えー何でこんな評価されないんですか?」みたいな話をした時に、「いやあ、僕は評価してんだけどね」みたいな、そういうことね?
(ヒガキ)そうですそうです。
(トミー)言ったことあります。
(ヒガキ)ありますよね。
(トミー)あるねー!確信的にありますね、場面まで覚えてますね。前にも話したことあると思うんすけど、今(株)リクルートの社長やっている北村さんですね。北村吉弘さんがですね、何で私はマネージャーになれないんでしょうかっていう風に言ってきた時に、いや、俺はね、マネージャーにしたいと思ってるよ。みたいな会話したことあります。
何でですか?何でなれないんですか?俺以外のみんなが反対してるんだよみたいな。これは意図的にやってるわけですよ。
(ヒガキ)はい。
(トミー)何でそんなに自分が評価されないのか、いやいや、評価してるよ、評価してる人はいるんだよと。ただし、僕が評価してっても、自分のよりも下の役職の人たちが反対していたら、昇進昇格させられないんだよ。ってことを言いたいから、あえて言ったというか評価してるのは事実なんですけど、他のマネージャーさんたちが評価をしていないっていう事柄っていうのもなるほどねっていうのも分かってるんで、ちょうどいい機会だから、そこを直せば上がることができるよっていうことを言いたくて、そういう風に、言ったこともありますし。
今喋りながらもう1人思い出しましたね。次の役員候補、誰にしましょうか?みたいな、そういう人材がプールされているわけなんですけども、そこから上がって役員になる人もいれば、プールオフっていって、役員候補から外れる人もいるわけですよ。
その役員候補から外れるっていう告知をされたんだけど、僕は同席していて、その上、峰岸さんからこう言われてるんだけど、多分その言い方じゃ、峰岸さんが言ってることって本人に伝わってないんだろうなと思ったんで、終わった後にもう1回呼んで、実はこれってこういう意味なんだよって言ったら、えっ!てなったんでその時に僕は僕自身は非常に評価してるんだけどねっていうのは言いましたよ。

(トミー)事実だって評価をしてそこに入れたのも自分だし、別にオフするほどのものではないけれどもオフしなければ駄目でしょっていう会議で決まった中身も理解をしているんですよ。最終的にはそれは俺も同意はしてるけど、でも俺は評価してるのは評価してると。
次に言ったのは、この1年もう1回頑張ってそこに入りに行こうよっていう提案を彼にしたわけなんですけどね。それは評価をしてんだったら、そういう風に諦めないでもう1回行こうよっていう、こういう話ですよ。現実的に彼はなるんですよ。役員にね。っていうことがあるんで、だからその言葉だけではないですよね。言葉のその前後で何を意味するためにその言葉を使っているのかっていうのはすごく大事だと思いますよ。

(トミー)だから、私は評価してるんだけど、こういう部分が他からはNGって言われてるんで、そこを一緒に改善するように日々努力していこうよ、具体的にはこの3つ気をつけようとか、こういう会話になるかならないかですよね。
いや~、僕は評価してんだけど上がさ、評価してくんないからしょうがないよねみたいな感じだと、それは人のせいにすんだよみたいな感じになるんじゃないすか。
(ヒガキ)そうですねそういう風な話し方をすると、この人に何を話しても別に意味がないよねっていう風に。
(トミー)いや、言われたことあるの?言ったこともあるっつったけど言われたこともありそうな感じだったんで、今。
(ヒガキ)言われたこと…
(トミー)ないですか?
(ヒガキ)ないですね。なるべく評価の話とかをYouTubeでもやらせてもらってますけど、それ聞いてからは、僕は自分から評価してるよっていうことを言うんですけど、それは昇進とかのそういう査定会議の前に、ここのポイント評価してここをアピールしてくるよっていうような言い方をする感じですね。ここがうまくいかなかった時は、先ほどじゃないすけど、フィードバックをしているので、言われることはないかな。
(トミー)俺、全く逆のことを言われたことあるけどね。
(ヒガキ)評価してないって言われたんですか?
(トミー)周りが全員、お前のことを部長にしたいって言ったけど、俺が反対したからみたいな。
(ヒガキ)すごいっすね(笑)
(トミー)逆のことを言われたことあります。
(ヒガキ)何かそれは意図があったんですか?
(トミー)まあ意図あったでしょうね。何でですかって言うじゃないすか。そしたら、こことこことここが駄目だから、それだったら上げても長続きしないよと。ただそこをちゃんと直してからじゃないと駄目で、みんなはそこまで見れてないから、他の役員とかは賛成してるんだけど俺が反対したんだっていう。その後はその方、副社長におなりになられましてですね、感謝してますよね。そのままふっと上がってれば駄目だったかもしれないけどね。
(ヒガキ)ちゃんとそこまで見て、こういう言葉を使いましょうと。

(ヒガキ)また他の人のせいにするみたいな、責任転嫁っていうところの話にも繋がってくるのかなっていう風に思いました。
3つ目ですね。
これはどうなんすかね、結構言っちゃってる人そうなんですけど、
③会社はわかっていない、上司はわかってない

(トミー)いるねー!会社はわかってないっていうことを、直接言ったかどうかは記憶にないけど俺も言ったことあるね。あの人はわかってないっていうのは言ったことあるな。会社っていう言葉を使うけど、これは法人格ではなくて意思決定をしてる人のことを言ってるから結局ね。
(ヒガキ)そうですね。はい。
(トミー)あの人わかってないよねっていうのは、言ってるかもしれないね。ただこれ共通して言えることだけど、その言葉だけではなくて、その文脈が大事だと思うよね。実際だってわかってない上司っていると思ってるからさ。ただそれをその人のせいにして自分を正当化しようっていう風なニュアンスで捉えられないように使わなければいけないってことだと思いますよ。
ある人のことを思い出しながらね、今話をしてるんですけど、結局僕は役員だった人で、自分はマネージャーで、部下に対して、彼はもう全然わかってないと。これおかしいからそれは絶対やるべきじゃないよっていう話をしましたよ、あんまりも理不尽だったから。どうなったかっていうと、飲み屋で胸ぐらつかみ合ったっていう事件にその後発展するっていうですね、その役員の方と。
別の役員に止められたっていうですね。それはもう伝わるわけですもちろん全員に、部下にも。ついにやっちゃったらしいよみたいな。っていうことになれば、僕があの上司分かってないよねって言ってたのが、ついにそこまでしたんだっていう風になると、別に信頼をしてないじゃないですか。
(ヒガキ)陰口ではなく、行動に移してるってことですね。
(トミー)その行動がいいかどうかっていうのは、別ですけどね。今思い出しちゃいましたね。
(ヒガキ)やっぱり他責に見えるような言葉が信頼を失うっていう感じ。

(トミー)そうだろうね。だってそうでしょ、そういう風に言われたらそう思うよね。ただあの人分かってないって言われた時に自分が部下で言われたことあるよ。でも俺もその人おかしいと思ってるから、そうですよねってやっぱり思ったから共通のその認識とかができていればそんなにひどいことでもなくて、そこがない状態で人のせいにだけして、あんたの方が問題じゃないのって下の人に思われてれば、それはそういうことになるっていう言葉だけを切り取っても意味はないと思うよ。
(ヒガキ)うん。確かにそうですね。メンバーも含めて無茶な目標とか来た時とかに、いや現場分かってないしねみたいなそんな言い方の延長で、会社分かってない。みたいなよく使ってるイメージがありました。
というわけで、部下の信頼を失う三つのNGワードでした。
本日もありがとうございました!
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